SENDAI TANSU STYLE
仙台箪笥のある風景
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落ち着きの空間 富谷市 Y様邸
先日、富谷市のY様邸へお届けに上がりました。
和室に欅の座卓、欅の床の間に仙台箪笥。
ここに置くために準備されたかのような空間でした。
奥様が旦那様に内緒でお買い求めになり、どうせ隠せないものだから、当日まで言わずにビックリさせようとしていたようで、お二人とも笑顔で和やかなお届けとなりました。
車箪笥はその名の通り下部に車輪が付いている箪笥で、昔は船乗りが帳場箪笥として使っていた車箪笥は富の象徴として多くの人の憧れでした。
車箪笥は一般家庭でも貴重品などを入れて使われていましたが、江戸時代の『明暦の大火』の際には、道路に家々から引き出された車箪笥で大混乱となり、逃げ場を失った多くの人々が火災に巻き込まれたという事があり、その後幕府が三都(江戸・大阪・京都)で製作、販売禁止となりました。
和家具の中でもたくさんの歴史がある車箪笥。
用途は違っても、やはり車輪が付くことでインテリア性が上り、お部屋に置いた時の存在感はありますね。