SENDAI TANSU STYLE
仙台箪笥のある風景
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彫金手打オブジェ 仙台市 S様邸
半年前にご相談を受け製作したオブジェを先日お届けさせて頂きました。
約二間の梁に三尺三寸のオブジェ。
伝統の木地呂漆に、四代目八重樫今朝吉作の皇帝龍をあしらった逸品です。
紀元前二世紀末の淮南子という書物には飛龍、応龍、蛟龍、先龍がおり、これらからそれぞれ鳥類、獣類、魚類甲殻類が生まれたとされております。
つまり龍はあらゆる動物の祖であり、造物主たる神のような存在であったのです。
悠々と天空を駆けめぐっていたはずの龍が、皇帝の権力に搦めとられて皇帝の衣服のなかに閉じこめられてしまったのです。
この時から龍は権力者としての皇帝のシンボルとなったそうです。